おかやまエンデューロ アタック180 優勝 2019年4月21日(日)
今日はおかやまエンデューロ アタック180.
ソロで岡山国際サーキットを180kmを走るエンデューロレース。
結果から書くと優勝しました!!
昨日の西日本ロードクラシックDNFによる精神と肉体のダメージを抱えたまま起床。
脚も重く気持ちも乗らなかったが、高いエントリー費も払っているし練習のつもりで参加。
途中でリタイヤしてもしょうがないと思いながら会場へ。
4時間以上の長いレースなので、なるべく炭水化物を摂取。
おにぎり2個、サンドイッチ1個、菓子パン1個、抹茶ようかん1個。
9時半スタートだが長距離レースでアップも不要なので会場入りは8時30分過ぎくらい。
ピットスペースはenShareの知り合いの人がとってくれました。
これで家族も快適に過ごすことができ、本当に感謝です。
ロングボトルを2本刺し+背中1本の合計3本持ってスタート。
補給食はエネモチ1個、スポーツようかん2個、マグオン4個分をメイタンの補給食用ケースに入れて、更にザバスピット2本、メイタン黒1個、アスリチューン黒1個。
結局メイタンとアスリチューン以外は使い切ったので補給食はちょうどよい量でした。
着替えて、ゼッケンやチップを取り付け、アップオイルで筋肉をほぐす。
長いレースではいつも摂取するアスリチューン赤を飲んでスタートへ。
ギリギリに行ったけどするすると最前列へこっそり並びました。
9時半にローリングスタート。
だいたいアベレージ40km/hになるので4時間半、14時頃にゴールかな。
ゴールバックストレートでリアルスタート。
ペースが上がるが、ロードレースやクリテと違いみんな余力を残しつつなので千切れるわけはない。
ちなみに今日はJPTのレースを広島でやっているので、サポートライダーが少ない!
いつもはしばらく(20-30分くらいは)サポートライダーが前を引いてくれるのだが、すぐ自分たちに回ってきた。
のらりくらりローテーション。
後ろに下がりつつ強そうな選手を確認。
シエルボのI選手(昨日の西日本RC E1 3位)、ライフライドのI選手(有名なクライマー)、ファニーライドのK選手(昨年のツールドおきなわ 100km優勝)、VC福岡のM選手(JPT)、あとはenShareのY選手やK選手(今はチームが違うらしい?が、、、7時間ソロで優勝とかしている)が強そう。
ただ1番強いのは、一緒に参戦しているチームメイト。
昨日の西日本RC E1 2位、その他優勝・入賞回数はたくさん。
下手なプロより強いし、一緒に走っているので強さは身に染みている。
正直今の実力では勝てる方法が見つからない。
勝てる可能性があるのは短いTTくらいか?
疲労もあるし昨日メンタルブレイクしているし、気が乗らないまま周回をこなしていく。
序盤では決定的な動きはできないので極力脚を使わず過ごす。
30-40分してシエルボのI選手が単独で先行。
元気だなーと思いつつ、チームメートと脚を使ってもらおう作戦をとることに。
でも何周かすると戻ってきた。
もう少し先行して脚を使ってもらう予定だったけど。
昨日の疲労もあるのかな。
1時間経ってからチームメートと一緒に2-3度ペースアップ。
ただチームメートが徹底マークされておりみんな付いてくる。
しばらくは無理だなーと思い、そこからまた補給をとりつつ集団に身をひそめる。
だいたい2時間20分くらい経ったところでアタック100+4時間チームの集団にラップされる。
去年まではかぶらないようになってたのに、今年はコントロールがされていないのでこの時間帯はカオス。
周回遅れや遅いライダーも一緒になって非常に危険。
案の定アトウッドの下りコーナーで落車が起こっていた。
マトリックスがアタック180+6時間チームの組は混ざらないようにって言ってるけど、聞いてない人もいるし分かってて混ざってる人もいるし。
自分も混走を避けるのに協力しつつ、前の集団のすぐ後ろを走ってせこいことする人がいないかチェック。
もし混ざっていても追いつけるように注意していた。
その後、アタック100がゴールして状況も落ち着きを見せる。
コースの人も減ってきた。
集団を確認するとまだ30人以上は余裕でいるが、チームメートの姿がない。
前にはいってないと思うが…。
トラブルか?
まあでも小さなトラブルなら単独で追いつくだろう。
それならここで集団を絞りつつ前待ちして一緒に逃げるのもあり、と考えてアタック。
ホームストレート後の登り終わりからかけて、まずは誰がついて来れるか確認。
VCのM選手、enShareのY選手、赤いジャージの細身の人、紺?青?系のジャージの人、オレンジ黒のジャージの人くらい。
追ってきたのでホームストレートで少し休む。
そこからまたアタック。
VCのM選手、enShareのY選手と3人になって、更に後ろからファニーライドのK選手が合流。
こりゃいいメンバーだ!
集団からも少し距離が出きたし、あと1時間半頑張るかー!!
と思っているとK君が「僕周回遅れなんで前引けないです」とのこと。
パンクしてたらしい。
これでズッコケモードに。
逃げるのをやめてまた集団に。
次の周でピットロードから出てくるチームメートを発見し合流。
話を聞くと、
カオスになった際の落車に巻き込まれてFホイールがダメになったらしい、すでに3-4周Lap状態。
GOKISOのホイールを借りてコースに戻ってきていた。
落ち着いて集団を確認するとシエルボのI選手、ライフライドのI選手なども巻き込まれ集団からいなくなっていた。
有力選手のトラブルはなんだか残念だけど、これで優勝の可能性が出てきた。
テンションが上がる。
ちなみにチームメートはそこからアシストをしてくれた。
スーパーアシスト。
特に水の補給をしてもらえたのが大きかった。
この日は快晴で、非常に暑く気温が高かった。
ロングボトル3本でスタートしたが全然足りない。
結局チームメートから追加で2本もらい、うち1本の2/3くらいは水を欲しがっていたVCのM選手におすそわけ。
補給がなかったらゴールに辿り着くまでに脱水症状になっていたことが予想される。
体を休めて3時間ちょっと経った頃にチームメートとペースアップ。
この時も集団に追い付かれた。
でもだんだん追う人がいなくなってきた印象。
変な抜け出しをしようとする人もあまりいない。
もう一度休んで脚を貯める。
残り8周に入り、ホームストレートが終わり、短い登りでマトリックスとチームメートが少し前に出る形になった。
チームメートは本来なら優勝候補筆頭だが周回遅れになっており、誰も追わない。
みんな疲れている。
15mくらい離れたかな?
これはチャンスと思い、コースの左側をするすると上がり一気に先頭へ。
チームメートもこれに気付いてくれた。
下り区間からバックストレートを全力で踏む。
更にマトリックスもついてきて3人で逃げる形に。
マトリックスもしっかりローテに入ってくれて集団とはどんどん差が広がる。
何よりチームメートが強い!!
この瞬間は優勝を争ってなくてよかったと思いました。。。
2位集団のログを見ると、この1周と次の1周で45秒くらい差をつけていた。
3人パックで3-4周頑張って、そこからマトリックスがいなくなって2人に。
脚も攣りそうな雰囲気が出ていたし、限界も近づいていたがチームメートに励まされて走る。
今回はサポートがしっかりしておらず、誰も集団とのタイム差を教えてくれない。
これもきつかった。
逃げ中はかなりしんどい時間だったがチームメートが長めに引いてくれて本当に助かった。
ラスト2周に入り、バックストレートを走っているとモトが来て、「次でゴールね」と。
?????????
もう1周あるんじゃ…?
アトウッドを下ってあと1kmくらい。
もう一度モトが来た。
確認するとやはり次のゴールラインで終わりとのこと。
どうやら去年より1周短いみたい。
ほんまかいの。
後ろは全然見えない。
ってことは優勝か?
これでもしもう1周って言われたら文句を言おうと決めた。笑
気が抜けたと同時に脚が攣る。
走れないほどではないのでペースダウンしつつある程度の速度を維持してゴールへ。
チームメートは僕の背中を押し、少し離れてくれて、自分1人先行した状態でゴールさせてくれた。
すごく嬉しかった。
後から見たゴール動画でチームメートが後ろで手を挙げてくれてたのも嬉しかった。
ゴール後は残り周回をこなすチームメートから空きボトルをもらって、コース外に投げたボトルを回収。
余韻に浸りつつもう1周走ってピットへ。
妻や子供2人、チームメートの彼女のNちゃんが笑顔で迎えてくれた。
下の子が「パパが優勝よ」とどこまで分かっているか知らないけど、言ってくれた。
家族が喜んでくれるのは本当に嬉しい。
表彰式では娘2人と一緒に表彰台に乗ることができた。
毎年一緒に表彰台に乗ることを目標にしているが、こんな大きい大会で1位になれるとは思っていなかった。
子供たちのポージングが素敵。
今回は運によるところが大きかったし、チームメートに助けられた部分も大きかった。
次は1人でも優勝を掴めるように練習してもっと力をつけていこうと思う。
チームメートには大きい借りができました。
いつかどこかで恩返しをします。
サポートしてくれた家族、Nちゃん、本当にありがとう。
ちなみに優勝の副賞でCDJのビッグプーリーがもらえるらしい!
これで音鳴り直ればいいな。。。